弊社では毎年膨大な時間をかけて中期計画の策定を行います。会社のために。
徹底的な市場分析と課題抽出、そして課題解決の道筋を約5ヶ月間、徹底的に磨き上げます。会社のために。
もちろんその期間は通常業務もある為、中期検討を行うメンバーは自分の人生の時間をある程度コミットする必要があります。会社のために。
会社のためにここまで尽くして中期計画を考えるのに、自分も含め、多くの方が自らの人生の中期計画は取り組めていないのでは、と思っています。
もちろんこれにはしょうがない一面もあり、
マルクスによると、労働者の役割は精一杯会社に尽くすこと、労働者の給料とはまた次の日元気に労働出来るための最低限必要な経費、と定義されています。
ここでポイントは、給料が上がるとは、責任も同時に上がることを意味し、その責任によるストレスを解消するためのより高い経費が必要になる、という仕組みです。
だからいくら頑張って会社で働いても、労働者は豊かにはなれない、というのがマルクスの資本主義論です。
会社で真剣に労働し体力と精神力をすり減らした状態で、
自分の人生も真剣に考えることは、原理的に難しい
という前提を踏まえて、
次回は元気のある休日に人生の中期計画を記してみたいと思います。